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価格とメニュー(v2)

目次

このページでは、価格をレンジで提示しつつ「どう見積もりを組み立てるか」「何が価格を変動させるか」を分かる形で整理します。見積もりは3ステップで組み立てます。まずはベースとなるプランを選び、次にその中で「何をどこまで」やるかを確定し、最後に必要に応じてオプションを追加します。

見積もりは「単品も頼めるが、セットにした方が安い」というマクドナルド式メニューを、見積もり手順として固定します。まずは大きなプランから選び、その中で詳細を決めていく流れです。

以下の質問に答えると、あなたに最適なプランをおすすめします。

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Step 1: 素材の前提

見積もりの組み立て方は、以下の3ステップで進めます。

graph LR
    A[Step1: プラン選択] --> B[Step2: スコープ確定]
    B --> C[Step3: オプション追加]
    A --> A1[ライト/スタンダード/プレミアム]
    B --> B1[制作量/素材/体制/SLA]
    C --> C1[撮影/広告/翻訳等]

Step 1:大きなプラン(ベーシック)を選ぶ

Section titled “Step 1:大きなプラン(ベーシック)を選ぶ”

見積もりを組み立てる際は、まず全体像として「ベースとなるプラン」を決めます。提案書の入口で迷わせないため、3つのプランから選べるようにしています。

提供しているプランは以下の3つです。各プランは「単品の組み合わせ=セット」として定義されており、詳細はセット一覧で確認できます。

  • ライト(素材支給・静止画メイン):計画運用を回す土台となるプラン
  • スタンダード(動画強化・推奨):動画(レベル1-2)まで含めて勝ち型と改善を回すプラン
  • プレミアム(撮影・フル運用):広告ブーストも含めて成果側に寄せるプラン

プランは「投稿本数」だけでなく、素材の前提と**動画の品質(レベル1-3)**で工数が変わるため、この2軸を前提に設計しています。素材を完全に支給できるか、動画をどの品質レベルまで含めるかによって、適切なプランが変わります。各プランの比較は、後述の「プラン比較」セクションで確認できます。

Step 2:その中で「何をどこまで」やるかを確定する

Section titled “Step 2:その中で「何をどこまで」やるかを確定する”

プランは”たたき台”なので、以下の項目を決めてスコープを固定します。後で揉めないため、契約前にこれらの項目を明確にしておくことが重要です。

決めること目的価格への影響参照ページ
3フェーズ(企画/制作/運用)各フェーズでどこまで含めるかを明確化フェーズ数と範囲で変動後述の「フェーズ別メニュー」
制作量月間投稿本数とストーリーズ運用を確定投稿本数に比例メニュー項目一覧
動画の品質(レベル1-3)どの品質レベルまで含めるかを合意レベルが上がるほど高額後述の「動画の品質定義」
素材条件完全支給/一部ストック/撮影を含むかを決定撮影頻度で変動オプション
運用・体制コメント/DM対応の範囲とレポートの粒度を設定対応範囲とレポート詳細度で変動運用フローとSLA
運用ルール(SLA要点)確認期限、土日祝、緊急対応の扱いを合意緊急対応や確認期限の短さで変動運用フローとSLA

Step 2の中身(フェーズ別メニュー:企画 / 制作 / 運用)

Section titled “Step 2の中身(フェーズ別メニュー:企画 / 制作 / 運用)”

企画・制作・運用は、それぞれ「何を提供するか」と「KPI(その場合はこれ)」をセットで合意します。各フェーズで何を提供し、どのKPIで成果を測るかを明確にすることで、運用が破綻しにくくなります。

企画フェーズ(運用設計・コンサル)
Section titled “企画フェーズ(運用設計・コンサル)”

企画フェーズでは、運用設計とコンサル要素を含めます。提供内容は以下の通りです。

  • アカウント運用設計(目的/ターゲット/方針/KPI)
  • コンテンツ方針設計(資産型テーマ、シリーズ設計)
  • トンマナ設計(ブランド/デザインテンプレ方向性)
  • 運用ルール設計(確認期限、土日祝、緊急対応、修正回数)
  • KPIシミュレーションと合意(「なぜその数字を目指すか」のロジック含む)

このフェーズのKPIとしては、設計KPI(合意済みのKPIツリー/測定方法/レポート定義が揃っている)と運用KPI(確認期限や役割分担など、SLA前提が確定している)を設定します。

マーケティング設計(目的→戦略→施策→KPI)の詳細は マーケティング設計 を参照してください。

制作フェーズ(画像・動画・キャプション)
Section titled “制作フェーズ(画像・動画・キャプション)”

制作フェーズでは、画像・動画・キャプションを制作します。提供内容は以下の通りです。

  • 画像制作(フィード/カルーセル)
  • 動画制作(レベル1/2、レベル3は原則別見積もり)
  • キャプション制作(日本語)

英語ローカライズは必要な場合のみオプションとして追加できます。

このフェーズのKPIとしては、供給KPI(月間制作本数:フィード/リール/ストーリーズ)、品質KPI(動画品質レベル1-3の合意範囲内であること)、進行KPI(納期遵守、修正回数、確認期限内の承認率)を設定します。進行KPIは運用ルールに依存するため、事前に確認期限や修正回数の上限を合意しておくことが重要です。

運用フェーズ(投稿・広告・KPI運用)
Section titled “運用フェーズ(投稿・広告・KPI運用)”

運用フェーズでは、投稿・広告・KPI運用を行います。提供内容は以下の通りです。

  • 予約投稿/投稿代行(計画投稿)
  • ハッシュタグ選定(海外トレンド含む)
  • KPI管理・月次レポート(簡易/詳細)
  • 広告ブースト(目的限定+上限設定)

このフェーズのKPIとしては、認知KPI(リーチ、インプレッション)、反応KPI(保存、エンゲージメント率、プロフィール遷移)、成果KPI(目的に応じて:フォロワー増、問い合わせ/予約)を設定します。成果KPIは計測方法の合意が前提となるため、契約前にどのように計測するかを明確にしておく必要があります。

Step 3:オプション(追加)を選ぶ

Section titled “Step 3:オプション(追加)を選ぶ”

プランに含まれていない追加サービスが必要な場合は、オプションとして追加できます。撮影、広告ブースト、インフルエンサー、翻訳/ローカライズなどが該当します。各オプションの詳細は後述の「オプション」セクションで確認できます。

補足:カスタム注文(単品/セット)も可能

Section titled “補足:カスタム注文(単品/セット)も可能”

プランに当てはめにくい場合は、下の「カスタム注文:フェーズ別メニュー(単品/セット)」から組み立てることもできます。ただし、見積もりはヒアリング後に確定します。


プランを選ぶ際は、素材をどこまで支給できるか動画をどの品質レベルまで含めたいかの2軸で判断してください。素材を完全に支給でき、静止画中心で運用したい場合はライト、動画も含めて成果を狙いたい場合はスタンダード、撮影も含めてフル運用したい場合はプレミアムが適しています。

ライト

素材支給を前提に、静止画中心で計画運用を回し続けるためのセットです。

20〜30万円/月
  • 月8〜10本(静止画中心)
  • レベル1のみ(月2本)
  • 予約投稿のみ
  • 平日対応
  • 完全支給
詳細を見る →

プレミアム

スタンダードの運用に加えて広告ブーストまで含め、運用と改善を"成果側"に寄せて回すセットです。

50〜80万円/月
  • 月15本以上
  • レベル2+3(月4本〜)
  • 予約投稿+平日シェア
  • 平日優先対応
  • 月1回の撮影訪問を含む
  • 広告ブーストあり
詳細を見る →

動画の品質は3つのレベルに分かれています。どのレベルまで含めるかによって、制作工数と価格が大きく変わります。

レベル用途素材前提含まれる作業向くケース
レベル1(低:スライドショー)リール、ストーリーズ支給された静止画静止画を組み合わせ、BGMと動きをつける素材を支給できる、手軽に動画を増やしたい
レベル2(中:編集リール)リール支給された動画素材動画素材をカットし、テロップ/音楽/エフェクトを入れる動画素材を支給できる、編集で差別化したい
レベル3(高:企画・撮影込み)リール、広告企画・構成から入る企画・構成から入り、撮影まで行う(またはプロ素材を使用)企画から入りたい、プロ品質が必要

レベル3は基本プラン外のため、別途見積もりとなります。レベル3を含める場合は、企画の範囲と撮影条件を明確にした上で、見積もりを確定します。

価格レンジ(提案資料用の目安)

Section titled “価格レンジ(提案資料用の目安)”
プラン 月額レンジ 含まれる前提の要点
ライト 20〜30万円 素材完全支給、静止画中心、月8〜10本、確認期限3営業日
スタンダード 30〜50万円 素材支給、動画レベル1-2含む、月12本、確認期限3営業日
プレミアム 50〜80万円 月1回撮影含む、動画レベル2-3含む、月15本以上、確認期限2営業日

下記は「投稿本数・素材条件・確認工数」が一般的なケースを想定したレンジです。実際の見積もりはヒアリング後に確定します。

初期費用(オンボーディング)

Section titled “初期費用(オンボーディング)”

運用開始時のズレをなくすため、初月に初期構築費を置きます(または初月の工数として内包します)。初期構築費の目安は10〜30万円で、以下の内容を含みます。

初期構築費には、トンマナ設計(デザインテンプレート作成)、KPIの考え方/シミュレーションの合意、動画クオリティ(レベル1-3)のすり合わせ、運用ルール/SLA(確認期限、土日祝、緊急対応)、先方への情報提供フォーマットの整備が含まれます。

基本メニュー(運用代行のコア)

Section titled “基本メニュー(運用代行のコア)”

基本メニューとして、**戦略設計(デフォルト)SNSオペレーション(デフォルト)**を提供しています。戦略設計では、運用設計(目的/ターゲット/KPI、前提の合意)、リサーチ、トンマナ、KPIシミュレーション、確認フロー等を標準内包しています。SNSオペレーションでは、投稿カレンダー、コンテンツ柱、ハッシュタグ、予約投稿、KPI管理、月次レポート、分析、改善提案を標準内包しています。

「運用」「KPI管理」「月次レポート」など、各項目の”何をどこまでやるか”は メニュー項目ページで固定しています。各項目をクリックすると詳細が確認できる構造になっています。

プランに含まれていない追加サービスをオプションとして提供しています。

動画

レベル2(編集リール)の追加

1本あたり3〜10万円

プランに含まれていない場合の追加制作

レベル3(企画・撮影込み)の制作

別途見積もり

撮影条件と編集難易度で変動

撮影

写真撮影(半日)

8〜20万円

撮影範囲は別途定義

写真撮影(全日)

15〜35万円

撮影範囲は別途定義

動画撮影(半日)

12〜30万円

撮影範囲は別途定義

動画撮影(全日)

20〜45万円

撮影範囲は別途定義

広告ブースト

フォロワー獲得・リーチ拡大

例:広告費3万円までは手数料込み、それ以上は広告費の20%

広告実費はクライアント負担、運用手数料は上限設定

インフルエンサー

候補選定、交渉/進行、投稿物チェック

別途見積もり

案件規模で変動

翻訳/ローカライズ

英訳と文化的な言い回しの調整

別途見積もり

文字数と難易度で変動

価格の変動要因(見積もりの前提)

Section titled “価格の変動要因(見積もりの前提)”

価格は以下の要因によって変動します。見積もり時には、これらの項目をヒアリングして確定します。

要因上がるケース下がるケースヒアリングで確認すること
投稿頻度月間投稿本数が多い、ストーリーズ運用が頻繁月間投稿本数が少ない、ストーリーズ運用が予約投稿のみ月間のフィード/リール/ストーリーズの本数
制作物の種類動画中心、品質レベルが高い(レベル2-3)静止画中心、品質レベルが低い(レベル1)静止画/動画の比率、動画の品質レベル
素材条件撮影が必要、素材の品質が低い(暗い店内、撮影制約など)素材を完全支給できる、素材の品質が高い素材支給の可否、撮影の必要性、素材の品質
確認工数承認者が多い、修正回数が多い、確認期限が短い承認者が少ない、修正回数が少ない、確認期限が長い承認者の人数、修正回数の目安、確認期限(何営業日で戻るか)
体制要因意思決定が遅い、ステークホルダーが多い意思決定が速い、ステークホルダーが少ない意思決定の速さ、ステークホルダー数

前提条件(運用を成立させる条件)

Section titled “前提条件(運用を成立させる条件)”

運用を成立させるためには、以下の前提条件が必要です。これらの条件が揃っていないと、運用が破綻しやすくなります。

前提条件が満たされない場合、確認期限が守れずに投稿が遅れたり、素材提供が滞って制作が止まったりする可能性があります。契約前に、これらの条件が揃っているかを確認してください。

  • 投稿の最終承認者が決まっていること
  • 素材提供(写真/動画/ロゴ等)の方法が確定していること
  • 確認期限(締切)を守れる運用体制があること

運用ルール/SLAの要点を以下にまとめます。詳細は運用フローとSLAを参照してください。

稼働時間は、平日10:00〜19:00を想定しています。土日祝については、投稿は平日に予約投稿でセット完了し、土日祝のリアルタイム反応(DM即時返信、ストーリーズの即時リポスト等)はクライアント側の対応を前提にします。緊急対応については、原則「当日投稿」は対象外とし、緊急対応を含める場合は、別枠のルールと費用を置きます。

見積もりヒアリング(必須チェックリスト)

Section titled “見積もりヒアリング(必須チェックリスト)”

見積もりの抜け漏れを無くすため、ヒアリング項目は別ページで整理しています。見積もりヒアリングのチェックリストを確認し、必要な項目を洗い出してください。

見積もりを組み立てた後は、以下のページで運用の詳細を確認してください。